矯正歯科
「1/4サイズのブラケット」と「透明マウスピース」でリンガル歯科矯正
当院では、「1/4サイズのブラケット」と「透明マウスピース」を用いたリンガル歯科矯正(上下裏側/前歯12本まで対象)を行っています。
この矯正システムは3Dデンタル・シミュレーション・プログラムで患者さまの歯型を分析して、小さい裏側矯正ブラケットと透明マウスピースを複合的に使用した矯正を行います。患者さまの希望に添った矯正ですので上顎だけ、下顎だけの片顎矯正も行うことができます。
矯正治療においては、患者さまのイメージだけでは自分の歯の矯正完了時を具体的に確認することができません。しかし、この矯正システムではCGシミュレーション動画を用いるので、現時点の患者さまの歯並びから矯正治療が終了する最終形までの歯の動きを確認することができます。
乳歯と永久歯が同時に生えている混合歯列期のお子さまから、矯正治療の時期を逃してしまったとお考えのご年配の方まで幅広く対応できます。
当院の矯正治療
ブラケット矯正とマウスピース矯正の長所を生かし、治療期間を短く
一般的に、歯の裏側に装置をはめるリンガル矯正では上顎・下顎とも目立ちにくいのが利点ですが、矯正中に違和感を覚えたり舌を傷つけたりしてしまうリスクも生じかねません。しかし、当院で使用するブラケットは従来品の1/4サイズですので痛みや口内の違和感も少なくすみます。また、ブラケットと並行して装着するコントロール用マウスピースも睡眠時間を利用して装着するだけなので煩わしさはほとんどないと思います。このようにブラケット矯正とマウスピース矯正の長所を生かして治療を行うため、治療期間が最短で6カ月と短く、平均8カ月が目安です。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正では、治療開始時に、歯科医師が患者さまの歯に矯正装置をつけます。
その後、治療中は3~4週間に一度のペースで通院し、歯科医院にて矯正装置の調整を行ないます。
患者さまの歯並びの状態によって治療期間が異なりますが、平均的には1年半~2年半ほどで治療が完了します。
歯の裏側に矯正装置を取りつける治療方法で、歯並びのデコボコが著しいケースなどは、平均よりもやや治療期間が長引く場合もあります。歯の表側に矯正装置を装着する治療方法の場合、装置が目立ちます。
ブラケットやワイヤーが白い「審美ブラケット」とよばれる装置を選択すると、やや目立たなくなります。
また、歯の裏側に矯正装置を装着する裏側矯正(リンガル矯正)の場合は、ワイヤー矯正でも装置が目立つことはありません。
インビザライン
インビザラインは透明色のマウスピース矯正です。従来のワイヤー矯正とは異なり、人前で笑っても相手に矯正中であると気づかれにくいのが特徴となります。
「矯正器具が目立って恥ずかしい……」となかなか矯正に踏み出せない方にオススメの治療です。
歯医者で矯正装置を交換してもらわなければならないワイヤー矯正とは違い、インビザラインは自宅でマウスピースを交換できます。そのため、通院の頻度を減らすことも可能です。
顎顔面矯正
顎顔面矯正治療法は、お子様の成長発育に基づき、骨の成長発育を促進する無理のない矯正方法です。
「発育とは、身体の大きさが増す成長と機能や能力が増加する発達を合わせた個体の変化のことです。
不正咬合は発育の異常であり、発育期の不正咬合とそれに伴う様々な症状は悪化の一途にあり、不正咬合のほとんどが上顎骨(じょうがくこつ=上あごの骨)の劣成長と言われています。
顎顔面矯正治療法は、通常の矯正治療とは違い歯だけを動かさず、急速拡大装置という上あごを広げる装置を使用し、歯が綺麗に並ぶベースとなる顎骨の成長促進を促し、本来あるべき大きさに戻してあげることで無理なく歯を並べる矯正法です。
副効果として、イビキ・姿勢・アデノイド・ おねしょ(小児)・脳の血流量の増加などの改善がみられるという報告も多くあります。